歴下亭の「オモシロイからナルホドまで」

古書店・歴下亭(Amazonマーケットプレイス)を営む「本の虫」のつぶやき。本・雑誌・音楽などなどのこと。

「オモシロイ」が足りない10月

◆なんだかんだと言いながら観続けていた「酔いどれ小籐次」も終わり、「孤独のグルメ」season3も終了。CSIの時間帯も面白くなく、各局のゴールデンタイムも人数集めてガヤガヤやってるだけのお粗末だらけ。新番組もタイトルとキャストを見ただけで即パス。…

ウ~ン、この手があったか!「孤独のグルメ」避けて通れまへんな。

◆外食はいつも一人。酒は付き合いでしか、ほとんど飲まない。テレビは決まったものしか観ず、番組表などハナから無視。雑誌はというと「雑誌大好き」というブログを書いていながら小マメにチェックしてない。そんな怠惰かつ偏屈な生活のせいで『孤独のグルメ…

こういうのが一番オモシロイ:その2

◆チョイスしたレコードを5~6枚発送して約1週間が過ぎた。が、コルトレーン氏から何の連絡もなし。と、日曜の午後コンビニへ行って帰ってくると家人が「○○さんて知ってる?お菓子が届いてるんだけど、聞いたことない人だから間違いかと思って…」 ◆クール宅急…

こういうのが一番オモシロイ

◆半月?いやひと月?ちょっとわからない。が、そのくらい前にヤフオクにあるものを出品した。ジョン・コルトレーンが来日した際に撮影された写真(モノクロ)のベタ焼き30カットぐらいとキャビネ版に拡大した7~8カット。ネガはなし。 ◆開始は500円だっ…

雑誌店*歴下亭(FC2ブログ)再開準備中

●「早く6月にならないかな~」なんてツブヤイていたら、早や猛暑の8月中旬。 ダラダラしているうちにも(てか…していると更に速く)確実に時間は・・・。 もちろん「キングダム」は欠かさず視聴している。内緒だけど立ち読みで、はるか先を進行しているコミ…

アニメ「キングダム」第2シリーズ6月から開始!!!!

第1シリーズの放映開始から1年ぶりってことか、もうそんなになるんだ。ま、それはともかく大歓迎、ウレシイ限りです。冒頭のばかデカイ画像は最初の放映を告知する朝日新聞の前面広告。でかすぎてスキャナーに入らない。連結もかったるいので一部分だけ、で…

内田 樹「壊れゆく日本という国」

新聞はほとんど読まない。書籍広告と書籍関連記事が載っていたら、精読するが、なければペラペラめくっておしまい。ものの5分とかからないだろう。あとはテレビ番組表くらいか。たったそれだけのために1年間まとめて契約している。(が、もう一人、折り込み…

二つの記事の続き

●続きその1 「記憶のなかのパティ・ペイジ」で紹介したコンサートのパンフレット(と呼ぶにはしっかりしすぎていると思うのだが)をヤフオクに出品したみた。ID:n123575326で出品期限はあと5日。興味をお持ちの方は検索してみてください。 ●続きその2 「…

諏訪根自子という名前の記憶

◆去年のことだ。↑この記事が新聞に載ったのが9月24日。これを皮切りに(といっても関連性はヴァイオリンだけだが)BSプレミアムで五島みどりが日本で行ったツアーのドキュメントが放映され(録画したがいつだったかおぼえていない)、10月4日には堀米ゆず子…

りぼんの行方

東武線・西新井の駅からはかなり距離がある。新規に開通した「日暮里・舎人ライナー」の西新井大師西という駅ができてはじめて、交通の便を得た、そんな場所に古本屋「りぼん」がある。正確には「あった」。つい先月まで。 CDとかVTR、雑誌、コミックなんか…

記憶のなかのパティ・ペイジ

◆まだ高校1年のときだったと記憶する。知り合ってすぐに意気投合した同じクラスの友人がいた。 あるときその友人が「姉が呼び屋(今で言う外タレを日本に呼ぶ商売→死語?)に勤めていてコンサートとかタダで見られるんだけど行く?」と誘った。AMの夜の番組…

勝目梓『牙は折れず』

牙は折れず (徳間文庫)/勝目梓 ¥660Amazon.co.jp タイトルと帯のキャッチコピーに惹かれて買った一冊。 病院に行く途中の本屋で。 いやというほど待たされるのが予測できたので、家から一冊持っていった。 それが内田 樹の『ためらいの倫理学』。 電車の中…

おやおや、おやさい

言葉遊びは楽しい。お決まりの単純な語呂合わせみたいなのを連発すると「オヤジギャグ」なんて指弾されるそうだが、それでもないよりよっぽどマシだろう。「マジ?」を連発する脳硬直的言語能力の欠如に比べれば、ちょっとウルサイかもしれないがはるかに上…

『江戸時代のロビンソン』がオモシロイ!!

medium] ●新潮文庫『江戸時代のロビンソン』(岩尾龍太郎著)を一気に読んだ。「七つの漂流譚」というサブタイトルが付いている。ロビンソンは、あのデフォーの「ロビンソン・クルーソー」のことだ。なんというジャンルに属する本なのか、というようなことは…

一家に一冊『肉体美大全』!?

定価2940円。値段的にちょっと高いんだが、僕はこのテの本が好きだ。 オトナの絵本とでも言ったらいいのか、「見て(も)楽しめる本」はできるだけ沢山持っていたいのだが、これがけっこう重くて場所をとるんだナ。 絵や写真で、前後なんの関係もなく楽しめ…

日本アウトロー列伝

思わず手が出てしまった『日本アウトロー列伝』 ◆コンビニはほとんど「立ち読み」のためにあるという「信念」が一時もろくも崩れ去った。 ラックのほぼ中央に黒地のムック。表紙は阿佐田哲也。パラリとめくるとなんと魅力的な名前がズラリ。 考える間もなく…

笹本恒子さんと『ふだん着の肖像』

めったに観ない「徹子の部屋」にチャンネルを合わせた。笹本恒子さんの出演は確か2度目だったと思うが、最初のは見た記憶がない。98歳!思っていたよりもずっと、はるかに若々しくお元気な様子で、意気軒昂。フランスへの取材旅行を予定していることなども聞…

洋書の記念写真撮りました。

「処分してしまおう」と考えたのが8月中旬。まだ手元にあるのです。撮影後新たなメンバーが加わり、「スーパー源氏」への参加を検討したりして時間が推移、とうとう10月になってしまったのだ。「処分」の意思はトーンダウンし、例によってグズグズに。そうし…

完結 オオカミ帰還作戦

先日新聞に興味深い記事が掲載された。標題はその新聞記事の大見出しだ。次に「米国立公園 絶滅危惧あす解除」とある。内容をものすごく簡潔に要約すると次のようになる。 *アメリカのかなり広い地域で棲息していたハイイロオオカミが、家畜を襲うことから…

再び『鼻ほじり論序説』のオモシロさについて

まず引用。「鼻ほじりは、人類史上最高の快楽であり、また人類史上最古の快楽でもある。このことを考えると、これまでこのテーマを取り上げた書物がほとんどないことに驚かされる。(中略)ローランド・フリケット氏は鼻くその世界的権威であり、本書は各国…

「薄桜記」最終回と時代小説

「薄桜記」最終回は録画で土曜日に鑑賞した。案の定、予定調和のようにすっぽりと全てが納まるべきところに納まった。「討ち入り」のシーンは一瞬だけ流し、丹下典膳の死と長尾千春の「後追い」シーンの余韻を重んじたような構成になった。最終回のタイトル…

アメブロ最後の5~6本 ラスト

「アメブロ」で6年以上、200本近く書いてきた(空白もあったけど)「ブログ記事の最後の5~6本」だが、実質的には前回が最後。残っているのは「ラストメッセージ」のみだ。大きな文字で6行。引越しする、移転先は決まったらアップする…そんな内容だ。 「籍…

鍵泥棒のメソッド

内田けんじ監督の「鍵泥棒のメソッド」を鑑てきた。 最近は本数も激減したが「これは観たいナ」と思ったものは、極力足を運んで観るようにしている。映画が僕にとって娯楽の(範疇を超えているけど)大関であることはここ数十年変わらないのだが、感じること…

連続ドラマ「薄桜記」のこと

毎週木・金曜日は週刊誌関係の仕事で深夜帰宅。それでも金曜夜のNHKBSプレミアム「薄桜記」は録画して必ず観ている。いろんな意味で出色の出来だと思っている。 最初は「居眠り磐音」の二番煎じだろう、くらいのつもりで選局していたのだが、ちょっとという…

アメブロ最後の5~6本 その5

古びた本を繰っていると、白髪が1本はさまっていた。セロテープの端でホコリと一緒にそれを取り除きながら、フと「どこかでこんなシーン、読んだことがあるような…」と、チラッと思った。そのときはすぐに思い出すこともなく半日が経過。何の脈絡もなく「あ…

アメブロ最後の5~6本 その4

洋書の処分 しかし、ムズカシい。「オモシロイからナルホドまで」なんて能天気なことを言ってる場合じゃない ぞ、これは。要するに何でもかんでも、スケベ根性を出して、自分のサイトで売ろうとするから、暗礁 に乗り上げるのだ。スペースの大問題がある。本…

アメブロ最後の5~6本・「遺本のことなど」3

遺本整理の次のステップ 整理を開始した当初から「これはヤッカイだぞ」と感じていたのが、埃だ。昨日今日のものではなく、おそらくは古いもので40年は経っている。湿気などを吸い込んで幾分ネットリした塊が、はなはだしいものでは、本の上部(裁断面)に…

アメブロ最後の5~6本

*「書く」意欲の維持・継続が困難になってきている。 テーマや、記事の端緒はクサるほどあるのに、集中できない、ケイゾク不能。最も重要な部分がポッカリ欠落している。「1年」はちとオーバーだけれど、ここまでモチベーションが下がりっぱなしなのは初め…

アメブロ最後の5~6本・その2「遺本のことなど」

遺本のことなど 晩春から初夏にかけて、3通の訃報が届いた。知己、仕事仲間、大先輩…。共通しているのはみんな独り者で、「孤独死」だったことだ。「孤独死」という言葉に関してはいいたいこともあるが、それはそれとして、彼らの顔や声を思い出すたびに襲…