歴下亭の「オモシロイからナルホドまで」

古書店・歴下亭(Amazonマーケットプレイス)を営む「本の虫」のつぶやき。本・雑誌・音楽などなどのこと。

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

再び『鼻ほじり論序説』のオモシロさについて

まず引用。「鼻ほじりは、人類史上最高の快楽であり、また人類史上最古の快楽でもある。このことを考えると、これまでこのテーマを取り上げた書物がほとんどないことに驚かされる。(中略)ローランド・フリケット氏は鼻くその世界的権威であり、本書は各国…

「薄桜記」最終回と時代小説

「薄桜記」最終回は録画で土曜日に鑑賞した。案の定、予定調和のようにすっぽりと全てが納まるべきところに納まった。「討ち入り」のシーンは一瞬だけ流し、丹下典膳の死と長尾千春の「後追い」シーンの余韻を重んじたような構成になった。最終回のタイトル…

アメブロ最後の5~6本 ラスト

「アメブロ」で6年以上、200本近く書いてきた(空白もあったけど)「ブログ記事の最後の5~6本」だが、実質的には前回が最後。残っているのは「ラストメッセージ」のみだ。大きな文字で6行。引越しする、移転先は決まったらアップする…そんな内容だ。 「籍…

鍵泥棒のメソッド

内田けんじ監督の「鍵泥棒のメソッド」を鑑てきた。 最近は本数も激減したが「これは観たいナ」と思ったものは、極力足を運んで観るようにしている。映画が僕にとって娯楽の(範疇を超えているけど)大関であることはここ数十年変わらないのだが、感じること…

連続ドラマ「薄桜記」のこと

毎週木・金曜日は週刊誌関係の仕事で深夜帰宅。それでも金曜夜のNHKBSプレミアム「薄桜記」は録画して必ず観ている。いろんな意味で出色の出来だと思っている。 最初は「居眠り磐音」の二番煎じだろう、くらいのつもりで選局していたのだが、ちょっとという…

アメブロ最後の5~6本 その5

古びた本を繰っていると、白髪が1本はさまっていた。セロテープの端でホコリと一緒にそれを取り除きながら、フと「どこかでこんなシーン、読んだことがあるような…」と、チラッと思った。そのときはすぐに思い出すこともなく半日が経過。何の脈絡もなく「あ…

アメブロ最後の5~6本 その4

洋書の処分 しかし、ムズカシい。「オモシロイからナルホドまで」なんて能天気なことを言ってる場合じゃない ぞ、これは。要するに何でもかんでも、スケベ根性を出して、自分のサイトで売ろうとするから、暗礁 に乗り上げるのだ。スペースの大問題がある。本…

アメブロ最後の5~6本・「遺本のことなど」3

遺本整理の次のステップ 整理を開始した当初から「これはヤッカイだぞ」と感じていたのが、埃だ。昨日今日のものではなく、おそらくは古いもので40年は経っている。湿気などを吸い込んで幾分ネットリした塊が、はなはだしいものでは、本の上部(裁断面)に…

アメブロ最後の5~6本

*「書く」意欲の維持・継続が困難になってきている。 テーマや、記事の端緒はクサるほどあるのに、集中できない、ケイゾク不能。最も重要な部分がポッカリ欠落している。「1年」はちとオーバーだけれど、ここまでモチベーションが下がりっぱなしなのは初め…