一家に一冊『肉体美大全』!?
定価2940円。値段的にちょっと高いんだが、僕はこのテの本が好きだ。
オトナの絵本とでも言ったらいいのか、「見て(も)楽しめる本」はできるだけ沢山持っていたいのだが、これがけっこう重くて場所をとるんだナ。
絵や写真で、前後なんの関係もなく楽しめる…1粒目。
周辺にある文章の気になる部分だけ拾い読みして…2粒目。
通しで1章または任意の章、あるいは全体を読むことで文字からとヴィジュアルからと両面で、楽しみつつ知識の体系がインプットできてしまう…3粒目。
1冊で3粒のサプリメントを服用したくらいにおトクです。
エロチックな部分もあり、これがまた推進力になってくれる。
クソ暑くて文字を拾い読むなんて、とてもじゃないが…そんな季節でも楽しく見れる。
何冊かが書架に並ぶと実に壮観。
とまあ、いいことずくめ(かな?)の本なのだ。
キャッチコピーを紹介する。
<ボディ・ペインティング、瘢痕、古典古代、古代エジプト、宮廷ファッション、
「人類の進化と性淘汰」、アールヌーボー、戦後復興、ニュールック、スウィンギング・ロンドン、パンクスとアンドロギュヌスのポップスターたち、そしてSM、ボンデージ、ピアシング…(後略)>
なにやら楽しげな、いろんなテーマがいっぱい詰まっていそうな、ワクワク感、いいですねぇ。
図版・写真類ものすごく多数。ここ重要!
2005年・東洋書林から。