歴下亭の「オモシロイからナルホドまで」

古書店・歴下亭(Amazonマーケットプレイス)を営む「本の虫」のつぶやき。本・雑誌・音楽などなどのこと。

こういうのが一番オモシロイ:その2

◆チョイスしたレコードを5~6枚発送して約1週間が過ぎた。が、コルトレーン氏から何の連絡もなし。と、日曜の午後コンビニへ行って帰ってくると家人が「○○さんて知ってる?お菓子が届いてるんだけど、聞いたことない人だから間違いかと思って…」

◆クール宅急便の包装を解くと、ムースとかあれこれ生菓子が入っていてギフトカードには「○○さんの心遣いに感謝します」とのメッセージがあった。お菓子は瞬く間に胃の中に消えたが、我が家には滅多に来ることがない、ちょっとおしゃれな「贈り物」には、大人のセンスが感じられた。

◆数日してコルトレーン氏から電話。こちらからの第一声はお菓子の「お礼」だったが、向こうの第一声はレコードの「お礼」。その後の雑談はとても楽しいものだった。若いころ漠然とレコードを聴いていたが現在はプレイヤー等々は残っていない。が、サックスをやるようになり聴きたいと思う対象がハッキリしてきたこと。僕が贈ったレコードをきっかけにコンポが欲しくなったこと等々。

◆僕がコンポ購入へ、背中を押した…そんな話を聞きながら「残った数10枚のレコードはコルトレーン氏に全部進呈しよう」と決めていた。そしてその旨を告げ、あわせて無理なく外で会えるお互いのスケジュール調整、後日連絡をくれるというところで会話は終わった。今月中くらいにはなんとか会えて、レコードを渡せるかもしれない。

◆文章化が面倒な割には読んでみると大したことでなくなってしまうのだが、ネットオークションの出品者と落札者が、年齢の離れた(?)友人になるかもしれないのだから、うれしくないわけがない。続きはまた。